440. 血液型

前回の占いに関連して、血液型である。

A型は几帳面、B型はマニアック、O型は大らか、AB型は二面性あり…よく聞く血液型による性格判断は、まぁそんなところだ。恐怖に関してはA型ビビりで怖い話は苦手、B型怖がるポイントがズレている、O型怖いもの見たさ…だがギャーギャー騒ぐ、AB型反応は薄い。

実はこんな事をして喜んでいるのは、世界でも日本くらいだ(韓国や台湾にもあるが、実は日本から伝わったもの)。理由は、日本人に四つの血液型の割合が比較的バラけて存在する為。欧米だと、ほとんどがA型とO型。因みに日本人の割合は(大まかにだが)A型40%O型30%B型20%AB型10%。男女差はほぼ無し。地域では、九州・四国・中国にA型が、東北・北陸にO型が若干多い。因みに世界全体ではO型45%B型26%A型23%AB型6%。O型は中南米、A型は西ヨーロッパやアメリカ先住民、B型はアフリカ・インド・モンゴル、AB型は日本・韓国・北朝鮮に多い。

希少な血液型Rh−は、白人で15%、黒人8%、日本人だと0.5%しかいない。更に希なパラボンベイ型、シスAB型、70万人に一人という複数の血液型の混じったキメラ、そして最も少ないのがゴールデンブラッドとも呼ばれるRh null。抗原を持たないため、誰にでも輸血は出来るが、逆は不可。世界に43人とされ、その中には日本人もいる。

このABO式血液型が発見されたのは1900年。オーストラリアの医学者カール・ラントシュタイナーが論文で発表したのだが、当時反響は薄かった。最初はABC型の3種類で、2年後にAB型が発見。これが、輸血に使われるようになるには最初の発見から10年をも要した。

では、それまでの輸血はどうしていたのか? 17世紀、フランス国王の侍医ドニが子羊の血液を人に輸血したという記録がある(異種間の輸血は全く不可能というわけではないが、まず成功しない)。貧血が改善した患者もいたが、死亡者が出て、彼は殺人の罪で裁判にかけられた(無罪)。しかし、その後1世紀の間輸血は禁止された。1875年イギリスの産科医ジェームズ・ブランデルが人の輸血を実施。先に述べたように、この国の人はほぼA型かO型なので、成功率は五分だった。

さて、昨今は血液型で色々言っちゃうと、ブラハラ=ブラッドタイプハラスメントで訴えられてしまうらしい(セクハラ・パワハラに始まったこの流れはモラハラ・オワハラ・イラハラ…と増殖し続けていて、いつだったかは『鬼滅の刃』の話題を無理やり押し付けるキメハラなんてのもあった。終いには何でもハラスメントと言っちゃダメだというハラハラなんてのも!)。

ただ、最近流行りのAIに人の血液型の判定をさせたところ、偶然よりはるかに正解率が高かったという実験結果が。また、中国では結婚と血液型が関係しているという論文も発表された。免疫力や感染率も血液型による差があり、百歳以上の長寿者はB型が多いという話もある。

さて、最後に絵にも描いた動物の血液型について。まず、ABO式でない動物は、鳥類・イヌ・ヒツジ…ウマにいたっては大きく分けると八種類、細かく分けると三兆通り以上に分かれる! 魚類、ワニはA型(ネコも九割)。カエル・チンパンジーもほとんどがAB型。筆者のB型は、カメ・ウシ・ローランドゴリラ・ニホンザル・クジラ! なんだか、そう聞くと親近感湧くな〜!

血400代わりにトマト5個貰う風来松