先日、ミッキーマウスを描いていて、ふと気付いた…指、4本?! 調べてみると、ウォルト・ディズニーが、この方が描きやすかったから…らしい。確かに、あの太い指を5本描くとアレだが、だからって1本消しちゃうとは…! それを見習って、絵にも描いたが、日本のアニメでも、アトム・ハイジ・怪物くん…日本じゃないけど、ロシアのチェブラーシカも4本指だった…!! しかし、実は現在の日本では、例え4本指に描かれた海外のキャラクターでも、5本に修正されている。理由は、差別的だから…。なんと、あの『ドラゴンボール』のナメック星人ピッコロも、アニメでは5本指に! 初めて『少年ジャンプ』で指の数見たとき、凄いと思ったのにな〜…。ただ、スポンジ・ボブは良いらしい…。スポンジだからか?
逆に現実では、〈多指症〉というのもあって、豊臣秀吉、J・D・サリンジャー、ハンニバル・レクター博士が知られる。フロリダのキー・ウェストにいる、〈ヘミングウェイ・キャット〉達も、6本指だ。ネコついでにいうと、ネコ・イヌ・タヌキ・キツネは後ろ脚の指が4本。他の哺乳類は、だいたい5本指。最近6本目の指が見つかったという、マダガスカルのアイアイは、〈悪魔の使い〉と言われたり、その中指で指されると死ぬと言われたりして、どんどん殺されて、絶滅危惧種になってしまっている…。
さて、手の妖怪というと、まずは京の小袖の手。その名の通り小袖から手だけがのびてくるというもの。小袖に憑いた、手打ちとなった女、もしくは死んだ遊女の霊。同じく京の七条河原に現れたのは、手の目。両の手のひらに目が付いていて、人の骨を抜き皮だけにしたという。『画図百鬼夜行』には、座頭姿で描かれていて、岩手・新潟でも同様の姿が伝わる。2006年のフランス映画『パンズ・ラビリンス』にもこれにそっくりの怪物が登場。監督のギレルモ・デル・トロは、大の怪獣好きで知られるが、水木サンの著書も持っている。百々目鬼は、盗み癖のある女の腕に、盗んだ鳥目(銭の異称)が憑いたもの。腕真砂は、高知の城山の麓T橋に現れる無数の手で、これに捕まると命はないという。寺田寅彦が友人から聞いたと言う。関東〜東北に伝わる手長婆は、長い手で人を水中に引き込む。東北で長い手といえば、手長足長。山形・秋田の鳥海山に棲み、人を喰ったり船を襲ったりしていたが、慈覚大師に封じられた。福島のものは、弘法大師に退治された。元は、中国の神仙である長臂人・長股人。壱岐や長野では、神として祀られる。
神といえば、インドの神は、手が多い。悪を退治する女神ドゥルガーは10本。ラクシュミー・シヴァ・カーリー・ガネーシャも4本。いろいろ、やる事があるらしい。それを言えば、仏教には阿修羅も、千手観音もいる!『ギリシャ神話』の巨神ヘカトンケイルも50本と負けていない。
そういえば、鬼・河童の斬り落とされた手が残るという話も各地にある。日本ではないが、雪男の手も有名だ。
創作で手というと、映画『用心棒』で、人の手を咥えて走る犬!これのオマージュなのか『悪霊島』でも同様のシーンがあった。マンガでは、腕が伸びる怪物くんに、『ワンピース』のモンキー・D・ルフィ。絵にも描いた『寄生獣』のミギー。そして『ジョジョの奇妙な冒険第四部』のラスボス吉良吉影は、自分の切った爪をコレクションしていたり、殺した女の手を持ち歩くという異常な殺人鬼だった…。
最後にお口直しに、小沢健二『指さえも』をどうぞ♪
五十にて知る指四本じゃん!?ミッキー!!
五十にて知る指四本じゃん!?ミッキー!!風来松