307. 毛むくじゃら

なぜか毛むくじゃらが、昔から好きだ。思いつく限りの毛むくじゃらキャラを描いてみたが、やはり自分の原点は、中央に描いた『スター・ウォーズ』のチューバッカか? 彼はこう見えても、実は200歳だったり、メカニックエンジニアだったり、妻子がいたり…と、その意外性もキャラクターに深みを与えている。他にも『スター・ウォーズ』キャラは、チューバッカの足元にいるイウォーク。そのかわいさがちょっとあざとくて、あまり好きではない。後ろの角の生えたワンパとなると、ワイルドすぎか。

背後はイエティの影、その隣のカラフルなのはヒバゴン、そして赤毛のムックは、なんとイエティの息子という設定!トトロの足元には、『ムーミン』シリーズのいたずら者スティンキーどーもくんの隣は、2005年の〈愛・地球博〉の際に森から現れたモリゾーキッコロ

残り4体が妖怪。まず、一番毛だらけの黒いのが、その名も毛羽毛現(けうけげん)。鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』に載る。稀にしか現れず、床下などに棲み、病人の出る凶兆というので、疫神の類か。その横の赤い顔が、倉ぼっこ。岩手遠野の倉の守り神で、座敷童的存在。柳田國男の『遠野物語拾遺』にも載る。これも、ほとんど姿は見せず、足跡を残したり、声が聞かれる程度。火除けの神とも言われ、ある火事の折、顔に見えないほどの長髪の女の姿で、荷を運び出す姿が目撃された。江戸本所の梅原宗得の土蔵に住み着いたとの記述も残る。下にいる犬のようなのが、すねこすり。岡山各地に出没し、雨の夜に足元に纏わりつく。七日市町では辻堂〈井領堂〉にいたという。博物学者・佐藤清明の『現行全国妖怪辞典』が初出。一番小さな赤い丸毛は、おそらく水木サンの創作。

さて、チューバッカに戻るのだか、近年の『スター・ウォーズ』では、なぜか毛むくじゃらキャラは少なく、爬虫類系や昆虫系が幅を利かせている。また、新作が作られると言うので是非、毛むくじゃら系の復権を期待する!「フォースの共にあらんことを」

I Love Walking Carpets. I know.wholightmt