1500年以上前の中国四川省で、奇妙な骨が発見され、「竜骨」と名付けられた。同じ頃、アメリカ大陸のインディアン達も同様のものを見つけていた。彼らはそれを、バッファローの祖先と考えた。世界各地で古い時代から、その謎の骨は見つかっていたが、昔のサメか、大型の哺乳類と考えられてきた。江戸時代の日本では、天狗や神的なものの骨とされた。
時代は進み、岩石や油田の開発で、それの発見数は増した。1677年、イギリス・コーンウォールで発見された骨を、オックスフォード大学のロバート・プロットルが図示。当時は、古代ローマ時代の象や、巨人の陰嚢等と言われた(後にこれは、〈メガロドン〉の大腿骨と判明する)。1824年イングランド・サセックス州の外科医ギデオン・マンテルが、歯の化石を発見。彼はそれを体長70mの、絶滅した大型のイグアナだと考えたが(これは6〜10mの〈イグアノドン〉の歯だった)、この説はすぐには受け入れられなかった...。そして、1841年、イギリスの古生物学者リチャード・オーウェンが、遂にこれらの骨が、既存のどのグループにも属さない事を明らかにし、「dinosaur=恐竜」と名付けた!
絵に描いたのは、筆者が子供の頃の恐竜図鑑のイメージ。〈ティラノサウルス〉達は、ゴジラ風に直立し、尻尾を引こずっていた。ただ程なく1970年代、〈恐竜ルネッサンス〉と呼ばれる発見が相次ぎ、どのように動いていたが判明。社会性、体温、〈鳥類〉との関係...等、次々とイメージは覆されていった...! 今では、恐竜によっては、その姿勢はもちろん、生息地域(南極にまで!)、羽毛が生えていたり、子育てをしていたり、鳥のような声だったり、一部の色まで分かった種類まである!
近年、南米パタゴニアで、新種の発見が相次いでいる。〈メガラプトル系〉の〈マイプ〉、同じく〈獣脚類〉の〈エレムガゼム〉、〈大型竜脚類〉〈エラルティタン〉...〈ペドロサウルス〉科の〈ゴンコケン〉...。実は、これらの名前全てが、原住民〈テウェルチェ族〉の神話の悪霊・神・巨人...等に由来する。詳細については、調査中なのだが、難航している...。もし、これを読んでいる方で、何らかの情報があれば、是非、連絡をしてほしい!
さて、最後に...。昔、従兄弟の家の本棚にあったコナン・ドイルの『失われた世界』を何度も読んだ。ギアナ高地のテーブルマウンテンに恐竜が生き残っていたという話で、確か翼竜の〈プテラノドン〉を捕獲してイギリスに持ち帰っていた(スピルバーグの『ジュラシックワールド』の第2作の題名も『The Lost World』だった)。舞台は、100以上存在するテーブルマウンテンの一つ〈ロライマ山〉なのだが、この辺りに50年以上住んでいたリトアニア人のアレクサンドロ・ライメが1955年、金やダイヤモンドを探していた時に、岩の上で日向ぼっこをしている3体の謎の動物を目撃。体長1m弱、首が長く、全身鱗に覆われた姿は、〈首長竜〉そっくりだったという...! また、この地に住む〈ジェクアナ族〉の伝説にも、サリサリニャーマ山の人食い鳥というのがいて、「サリサリ」と音を立てる、巨大洞窟にすむ悪霊なのだという。
巨大洞窟...と言えば、あの男「洞窟バカ」こと、吉田勝次が黙っちゃあいない! 彼はバカが講じて、2024年の「怪獣バカ」高野秀行に続き、2025年の〈植村直己冒険賞〉を受賞してしまった...! その吉田、2021年ギアナ高地への恐竜探検隊を発足させていたのだが、コロナ騒動により延期されたまま、今に至る...。勝次いつ行くの? 今でしょ!
夏休み昭和のジュラ紀ちらの立つふーらいまつ