211. ハワイイ

2ハワイイ? ハワイの事です。大昔、新婚旅行でハワイイに行った際、池澤夏樹の『ハワイイ紀行』をガイドブック代わりに読んだのだが、その中にハワイは「HAWAII」なので、「ハワイイ」と表記しており、それに習った。ハワイイに行った理由の一つに、キャプテン・クックこと、ジェームス・クックの事があった。元々、探検家や、探検家の本を読むのが好きなのだが、その中でもクックとは誕生日が同じと言う事で勝手に親近感を覚えている。1778年、彼はヨーロッパ人として初めてハワイイを訪れた。しかし、翌年、住民とのいざこざで、ハワイイ島サウスコナのケアラケクア湾にて死亡! 幾つかの不幸な偶然だった。まずクック達が島を訪れたのが、〈マカヒキ〉と呼ばれる、平和と豊穣の神ロノが降りてくるとされる時期と重なった為、と思われた事。次に、その時期を過ぎても彼らが去らず、しかもクックらの船の修理が必要となり、ではないのではと疑われ始めた事。その際、島民にはよくある風習らしいが、クックらのボードが盗まれてしまい、逆に彼らの国王を連れ去った事で収拾が付かなくなり、両者は武力衝突となったしまった...。クックは頭部への打撃で命を落とし、なんとこれも島民の習わしなのだが、その死体は持ち去られ、手と尻が切り取られた上、後は燃やされてしまったのだった...。まぁ、クックの事が無くても、ハワイイはとても素敵なところでした。

ハワイイを語る上で、重要なものの一つに、〈フラ〉がある。滞在中、ショッピングモールと〈ポリネシアン文化センター〉で観た(後者はモルモン教徒の運営の為、酒が飲めず残念だったが...)。最近、〈フラ〉をしている友人が出来、ここ数年よく見に行っている。〈フラ〉は、歌=チャントと、具体的な意味を持つ踊りである。1874年〈フラ〉を復活させたデビット・カラカウア国王は、「フラは言語、すなわちハワイイ人の心臓の鼓動そのもの」だと言った。元々、文字を持たない彼らは〈フラ〉により、歴史や想いを後世に伝えてきた。その為、文字による〈フラ〉の最後の記録は、前述のキャプテン・クックの〈ディスカバリー号〉の船医によるものだ。〈フラ〉には、カジュアルな〈マウアナ〉と、儀式や奉納で行われるへの讃歌〈カヒコ=古代の意〉とがある。

ハワイイのには、まず4柱神がいる。男性のシンボルで戦いの神クー。生命の神で、雷神の化身カーネ。海神で、魔法・冥界の神カナロア(マオリ語ではタンガロアといい、同名のプロレスラーがいる)。そして、クックが間違えられた平和と豊穣の神であるロノ。他にも、〈フラ〉とカヌーの神ラカ。キラウエア火山に棲む女神ペレは、炎・稲妻・暴力・ダンスを司る。彼女の生命を脅かすという理由で、この土地の地熱利用は進んでいない...。マウナ・ケアには、ペレのライバル雪の女神ポリアフが。また、地母神パパハナウモクや、天空神ワーケアから、ハワイイ島や、マウイ島等の島々が生まれたとされる。他にも、先祖が化身した動植物が守護神アウマクアとして、多数存在する。

メネフネ妖精ぽい存在。身長60〜90cmと小柄。毛深く、赤い顔、ギョロ目。マッチョでハスキーボイス。お土産の人形等でよく見られる。普段や山に棲み、夜中に行動する。シャイで人前に出るのを嫌う。好物のエビやバナナを供えると、土木工事等を手伝ってくれるが、「決して覗いてはいけません」というパターン。優れた職人で、一夜にして、カヌー、家、池、用水路などをつくる。オアフ島の〈ウルポヘイアウ遺跡〉、ハワイイ島の〈クイリのヘルメット〉、カウアイ島のキキアオラ用水路・アレココ養魚池...カウアイ島そのものを創ったとも! 虹もメネフネが、花やバナナから作ったという。UMA的にも考えられていて、1940年にはハワイイ島のワイメアキャニオンで、小学校の先生と子供達が、何人かのメネフネを目撃。見られていることに気づき、教会の下に逃げ込んだという。その後も、現在に至るまで、目撃情報は絶えない。実際、1786年の国勢調査では、相当数のメネフネが人数に含まれていたと言う。一説には彼らは、かつてハワイイ島に移住してきたマルケサス島人や、タヒチ人だったとされる。

ハワイイ島が舞台のディズニーのアニメ映画 『リロ・アンド・スティッチ』も大好きな映画だ。水彩で描かれた風景も美しかった。何より、とてもディズニーの主役とは思えない、主役の2人! スピンオフで出てきた、スティッチの従兄弟のルーベンもサイコー! 力はあるのに、サンドイッチの事しか頭にない怠け者!

メアフラの指の先舞う竜田姫風来松