紀元前3800年頃...幽霊族と呼ばれる、〈第一期人類〉が栄えていた。彼らは戦いを好まなかった為、現在の我々、人類に徐々に片隅へと追いやられていった...。
そんな幽霊族の最後の女岩子と男がひっそりと暮らしていた。が、ある時、生活費を得るために売った血液が、患者を幽霊化させてしまうという事件が発生。調査に来た〈血液銀行〉の水木に相談するも、やがて〈溶ける病〉により二人とも死んでしまった。しかし、男は岩子の死体から生まれた息子の身を案じて、左目に、魂を宿して復活! これが、目玉おやじである!
皆から、「親父」やら「目玉」やら呼ばれるが、実は本名は不明。身長9.9cm、体重33.25g程度。手足の生えた目玉姿だが(ルドンの『上昇する眼球』がモデル!)、実は瞼もあれば、口もある! 好きなものは、サクランボ。趣味は茶碗風呂(鬼太郎の食器と兼用!)。若い頃、岩子と二人で世界を放浪していた為、博学。閻魔大王やインカの旧文明人、悪魔にも知り合いがいる。
鬼太郎同様、異常に生命力が強く、潰されても、天ぷらにされても、暫くすると元に戻る! 飲まず食わずでも、十年は生きられる。
実は戦闘能力も高く、鬼太郎をして「世にも恐ろしい」と言わしめる〈逆もち殺し〉や、タイムマシンのような幻の汽車を呼んだり、脳を乗っ取ったり...と、様々な術を持つ。
原作では、病のため、ミイラ男のような姿で描かれていたが、2023年の映画『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』では、鬼太郎とよく似た白髪、片目(隠れているだけ)の、イケメン姿で登場。それが描いた絵だ。映画は、横溝正史ワールドを混ぜたような、なかなかアダルティーな内容だったが、悪くはなかった。この作品、水木サンの生誕百周年の一環で作られたのだが、見られたらなんて言っただろうなぁ...。
初月や始まり終わりまた始む風来松