2022年日本の栃木県那須野にて、殺生石が割れ封印されていた九尾の狐が解き放たれてしまった…!
かつて、これを封じた陰陽師・安倍一族の唯一の末裔・土御門善子は消息不明、上総介は千葉いすみ市の布施の川で蟹と化したという。三浦之助の子孫も死して怨霊となっている。現代に蘇った九尾の狐=白面の者を倒した、潮ととらも見つからない。宜保愛子も丹波哲郎も、既に向こうの世界に逝ってしまっている…。
そうだ! 1984年NYを破壊の神ゴーザから守った、〈Ghostbusters〉を呼ぼう! が、ヴェンクマン博士には大学の講義が忙しいと断られ、大企業の社長となったウィンストン・ゼドモアには取り継いでさえもらえない、スタンツ博士には電話が繋がったが「FUCK YOU!」と切られてしまった…。イゴン・スペングラー博士は数年前にオクラホマ州サマーヴィルで謎の死を遂げている…。万事休すか…と思われたが、なんとイゴンの孫娘フィービーが〈Ghostbusters〉を復活させたという報せが…!!
さて…この大詰めにきて、何故〈Ghostbusters〉の登場となったのか?
先日、映画『ゴーストバスターズ』の続編『ゴーストバスターズ/アフターライフ』を観て、(個人的にはとても熱くなった!)ふと思った事がある。あの頃の映画…例えば『E.T.』・『グーニーズ』・『バック・トゥ・ザ・フューチャー』…等の作品には、どこか突き抜けた明るさがあった。雑で、単純な所もありはしたが、あの時代には、まだ余裕や、希望や、夢のような物があったと思う。
そして、それは、どこか妖怪にも共通する気がするのだ。怖くて、おどろおどろしいが、一方で、どこかユーモラスで、滑稽で、とぼけた、抜けたところがある。あのゴーストバスターズの面々やゴーストたちと同じく。
今の時代だからこそ、妖怪や、〈Ghostbusters〉の出番なのかもしれない!
春うらら退治するのもされるのも風来松