121. 怪獣

初出は『山海經』。怪魚怪鳥と並んである。日本では、1843年『駿河風土記』。狒々や、翼を持つ猿のような動物の事が記されている。こうなると、妖怪と変わりない気もするが、我々が刷り込まれているあの怪獣の方がおかしいのであって、確かに「怪しい獣」なら、怪獣か。

さて、あの怪獣とは、やはり爬虫類型巨大生物である。その代表というか、象徴が我らがゴジラだろう。1954年東宝により制作された『ゴジラ』。監督・本多猪四郎、特撮監督・円谷英二、音楽・伊福部昭(あの曲は『ジョーズ』に匹敵する名曲だと思う!)。体長50m(当時333mの東京タワーはまだ出来ていない)、体重500t。その後、どんどん大きくなり最新作では100m以上に! 名前は、ゴリラ+クジラ、鳴き声はコントラバスの音から作られた。モデルとなった前年のアメリカ映画『原子怪獣現る』のリトザウルスは、特撮の神様レイ・ハリーハウゼンが作り、ゴジラ同様、核実験が原因で生まれた。

その後ゴジラシリーズに、モスララドンキングギドラ等が登場。東宝に対抗して、大映はガメラを作った。1966年には、テレビでウルトラマンがスタート。絵に描いたガラモンピグモンベムラーレッドキングバルタン星人ジャミラキングジョーゼットン...と、魅力的な怪獣が次々と生み出された! 子供の頃、怪獣のカードや、消しゴムを夢中になって集めた記憶がある。

海外においても、『エイリアン』・『プレデター』・『トレマーズ』・『リバイアサン』・『スターシップ・トゥルーパーズ』等の洋画に怪獣が登場。アジアも、北朝鮮の『プルガサリ』、韓国の『グエムル』等、負けてはいない。最近も、『パシフィックリム』・『クローバーフィールド』、『GODZILLA』に始まるモンスターバースシリーズ...と、絶え間ない。もちろん、本家ゴジラの方も、『シン・ゴジラ』、『ゴジラ−1.0』と、話題作が相次いでいる。

さて、初代『ゴジラ』から4年後の1958年、南極第2時観測隊の〈宗谷〉が、謎の怪獣に遭遇。その姿から、南極ゴジラと呼ばれた。1995年『ゴジラ対デストロイア』では、ついに四国に初上陸かというシーンがあったが、場所が〈伊方原子力発電所〉だったせいか、未遂に終わった...。

2002年『ゴジラ対メカゴジラ』では、ゴジラ繋がりで、松井秀喜がゲスト出演! 因みに僕らの〈広島カープ〉にいた嶋重宣も背番号から、「赤ゴジラ」、また愛媛出身で今シーズンで引退する、阪神タイガースの秋山拓巳も「伊予ゴジラ」と呼ばれた。

ピグモンのやうなガラモン昼寝覚夜市