水木しげる御大は、『水木しげるの古代出雲』を描いた時、滅ぼされた出雲王朝の霊が夢に出て「我々のことを描き世に知らしめるように」と告げられたらしい...。
この『百句百妖漫録』も、水木サンの霊が現れたわけではないのだか、2019年〈広島県立美術館〉で開催された『追悼水木しげるゲゲゲの人生展』で、このノート(ホームページを作るいぜんに描いた)を購入しなければ、生まれて来なかった。
縁あって寄せてもらっている〈ハイミー句会〉で、かつて妖怪がお題の回があったのだが、それ以来いつか妖怪俳句の百物語を作りたいと思っていた。そんな折、見つけたこの水木ノートが丁度100ページ?!
それ以降、いそがしに憑かれたごとく、描きも書きたり100ページ! ここで、筆を置いた時、果たして百物語よろしく、妖怪は姿を見せてくれるのだろうか? そして、もし、ここまでお付き合い頂いた奇特な読者がいらっしやいましたなら、貴方の元にも素敵な妖怪が現れますように。
第一部・完
しないではいられぬ事をし続けなさい水木しげる