433. 呪物

超自然的な呪力を持ち、人に禍福をもたらすと信ぜられ神聖視されるもの。宗教用語では「fetish」。15世紀以降西アフリカと交易したポルトガル人が、先住民の呪具護符を「feitico」と呼んだことに由来する(現代ではジグムント・フロイトが使用した性的な意味での「フェチ」がよく知られる)。特に西アフリカの土着信仰と、ブードゥー教の研究から生まれた概念。

動物(人を含む)の骨・歯・頭髪(アフリカでは白人のそれが力が強いとされる)・血液(これも最強と言われる)…。自然界の岩石・草木、貝…。米・豆等の穀物、櫛、鍬、三種の神器のような剣・刀・鏡…。オシラサマ・招き猫・藁人形等の人形。呪符護符…等、その形は様々だ。前に書いた犬神のイヌの首(土に首だけ出した犬を埋め飢餓状態にするという非道いアレ)、都市伝説のコトリバコ(いかにもな話であまり好みではない)が良く知られる。

筆者が呪物という言葉を改めて認識したのは、お気に入りのテレビ番組(残念なことにもうすぐ終了してしまうが)『クレイジージャーニー』で、呪物コレクター田中俊行の回。知人から呪物を預かった事が蒐集のきっかけだったという。それが、持ち主が次々と死亡したという人形チャーミー(あのチャッキーみたい)。彼がその時来ていた台風から命名。他にもタイのクマントーン=黄金男児、カルト的呪術師アジャン・フォンの像、歩く音を立てる木靴、あのアレスタークロウリーの呪詛人形…と、膨大な呪物を蒐集している。

絵に描いたのは『ドラゴンボール』で、ピッコロ大魔王を封じ込めた炊飯器(とカリン様)。これも呪物

句は、大学の頃の思い出。今はどうか分からないが、当時の大学生の部屋の不潔さと言ったら、腐海のようなヤツもいた…。わざとかどうか知らないが、ご飯をいれたままのジャーを何か月も放置していて、封印が解かれるのをイベント的にみんなで見物したりした…。

春の宵一年寝かしたジャー開く風来松