103. 護符

厄除け・魔除け・招福・加護などの願いを象った物。

神社の神札。近江追分の大津絵には、雷公外法大黒矢の根男鬼の寒念仏...等、用途に合わせ色々な種類がある。また、岩手県には、蘇民将来護符が多く見られる。

疫病除けとしては道教の鍾馗、神仏混合の神で祇園精舎の守護神牛頭天王、平安時代の比叡山の僧・良源が夜叉の姿となった角大師アマビエの左下の絵)等が知られる。

今回のコロナ騒動で一躍有名になったのが、アマビエ。1846年熊本県に現れた予言獣で、豊作や、疫病の流行を予言。『私の姿を書き写した絵を人々にみせよ』と語った。しかし、他に伝承や目撃例はない...。

このアマビエ...実は今回の騒動まで、アマエビと覚えていた...。良くある、大人になって今更気づいた!というパターンかと思いきや、違った! なんと、筆者と同じような経験をしている人は大勢いて、その原因はなんと!水木サンの『妖怪大図鑑』がアマエビと間違って記載していたらしい! その本を筆者が見たかどうかは定かではない...。もちろん、その後間違いは訂正された。まぁ、たんす転がしの回にも書いたが、言い間違いやら混同は、この世界ではありがち...。

障子張るアマビエ描く内と外風来松